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瓦の塩害被害について

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こんにちは。
高知市の屋根修理専門店 村山瓦です。

屋根の施工に使われる粘土瓦は、粘土を焼き上げることで作られる瓦で、産地によって焼成温度という温度があり、その違いによって適する用途も異なります。

今回は、高い焼成温度で焼き上げられた塩害被害に強い瓦の特徴について、村山瓦が解説させていただきます。

粘土瓦の特徴と焼成温度による特徴の違い

粘土瓦に使われる粘土は岩石などが自然風化し堆積することでできる鉱物です。
これを練り成形し乾燥させ、焼き上げることで粘土瓦は完成します。
その焼き上げ工程を焼成と呼びますが、この焼き上げる温度で瓦の特徴なども大きく変わります。

焼成時間は通常24時間ほどで焼き上がり、1000℃以上の高温で焼かれ耐えられる粘土ほど吸水率も低く、屋根の下に雨水を通しにくい、雨漏りを防いで快適に暮らしていただける良い瓦が作りやすくなります。

沿岸部で見られる瓦の塩害被害

しかし中には燃焼温度が低く焼かれる粘土瓦もあるのです。
一般的な地域では被害が出ることが少なく気付きにくいのですが、海岸が近い地域ではそういった瓦を使うと塩害被害に悩まされることがあります。

塩害とは、塩分に起因した建築物・構造物への害の総称であり、海沿いの地域など海水に含まれる塩分を含んだ潮風が強く吹き付けるような地域でよく見られます。

瓦における塩害被害は、特に沿岸部の地域で瓦の重なり部分に塩分が入り込み、乾いたときに塩だけが残り瓦を侵食して劣化を引き起こします。

その瓦の重なり部分が溶けてしまい、瓦同士が重ならない部分ができることで雨漏りを引き起こすことがありますので、お住まいの地域によって瓦を使い分ける必要があるのです。

屋根瓦の塩害被害にお困りの方は瓦の特徴を知り尽くした村山瓦へ

代表挨拶ここまで村山瓦のブログ記事をお読みいただきありがとうございます。

今回は、沿岸部で相談をいただくことがある瓦の塩害被害についてご説明をさせていただきました。

粘土瓦は焼成温度によって瓦の強度が異なり、低い温度で焼き上げられた瓦では地域によって塩害を引き起こすことがありますので、築年数が20年以上かつ沿岸部にお住まいの方は是非一度屋根の状況を診断されることをおすすめします。

当社は瓦の知識が豊富な代表のわたくし村山が、お家それぞれの状況に応じた必要な修理、リフォームをご提案させていただいております。
瓦屋根に関して無料の点検、相談にお伺いさせて頂きますので、屋根についてお困りのことがございましたらお気軽にお問合せくださいませ。

今後もホームページを通じて情報発信していきますが「もっと詳しく知りたい」「わからないことを教えてほしい」という方は、どうぞ遠慮なく私たちにご連絡ください。

代表取締役 村山 大典

瓦の産地、特徴について

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こんにちは。
高知市の屋根修理専門店 村山瓦です。

日本の家で昔から屋根の施工に使われてきた瓦。
今回は、和風の家はもちろん、洋風の家でも採用されることの多い瓦の中から代表的な瓦の産地と、産地で異なる瓦の特徴についてについて、村山瓦が解説させていただきます。

瓦の歴史と代表的な産地

皆さま、瓦の歴史はご存知でしょうか?
その歴史はとても古く、1400年ほど前の飛鳥時代に日本に技術が伝わって以降、長らく日本家屋の屋根に用いられてきました。

以前は交通網も発展していなかったので、今の都道府県単位でそれぞれ瓦の製造をしておりましたが、交通網の発展に伴い瓦の流通は進歩したことで、現在では瓦の三大産地と呼ばれる地域から瓦を仕入れる工事業者が圧倒的です。

瓦の三大産地とは、
①淡路(兵庫)
②石州(島根)
③三州(愛知)
を指し、それぞれ特徴のある瓦が作られております。

淡路産の瓦の特徴

淡路産の瓦は兵庫県の淡路島で作られている、いぶし銀とよばれる鼠色が美しい瓦です。

焼成温度900~1,000℃と他の瓦と比べると低温で焼き上げられる淡路瓦は銀色の光沢が特徴で、その色から伝統的な和風建築に用いられるケースが多くなっており、ここ高知県では高いシェアを持っています。

石州産の瓦の特徴

石州産の瓦は島根県の西部にある石見地方で生産されている瓦です。
色味はきれいな赤褐色が特徴的な赤瓦と、鉄砂色とよばれる黒味が強い瓦が代表的です。

焼成温度は1,200~1,300℃ほどで焼き上がり、吸水しにくく冷害に強い瓦となるので、寒さで瓦が割れる心配がないことから主に山間部を中心に使われていることが多い瓦です。

三州産の瓦の特徴

最後に紹介する三州産の瓦は愛知県の三河地方で作られる、年間の瓦生産量の約60%を占める全国で最も生産量が多い瓦です。
歴史は長く、交通網の発展に伴い1700年頃から全国に普及していきました。

焼成温度1,100℃以上で焼きあがる三州瓦も寒さには強く、また海の近い沿岸部でも塩害にも負けない瓦となります。
F型瓦やS型瓦といった豊富な種類の瓦が生産されているので供給力が高く、同じ形の瓦が入手しやすいというメリットがあるため、ハウスメーカー宅は三州瓦であるケースが多いようです。

屋根の修理やリフォームは瓦の特徴を知り尽くした村山瓦へ

代表挨拶ここまで村山瓦のブログ記事をお読みいただきありがとうございます。

今回は、現在瓦の三大産地と呼ばれる地域で作られる瓦の特徴についてご説明をさせていただきました。

産地によって異なる特徴や用途がある瓦は、それぞれの特性を理解したうえで屋根の修理を行うことが重要です。
当社は瓦の知識が豊富な代表のわたくし村山が、お家それぞれの状況に応じた必要な修理、リフォームをご提案させていただいております。
瓦屋根に関して無料の点検、相談にお伺いさせて頂きますので、屋根についてお困りのことがございましたらお気軽にお問合せくださいませ。

今後もホームページを通じて情報発信していきますが「もっと詳しく知りたい」「わからないことを教えてほしい」という方は、どうぞ遠慮なく私たちにご連絡ください。

代表取締役 村山 大典

高知県の屋根の雪対策について

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こんにちは。
高知市の屋根修理専門店 村山瓦です。

昨年末に一部の地域で降った稀に見る大雪。
全く予期していない大雪による屋根の被害にお困りになられた方もいらっしゃると思います。

今回は、高知県のような雪国ではない地域の屋根で対策すべき雪対策について、村山瓦が解説させていただきます。

雪国ではない高知県で大雪が降ると

前述の通り、昨年末は高知県の一部地域で例年稀に見る大雪に見舞われました。
多いところでは、史上最多のなる14センチの積雪も記録され、村山瓦にも多くの雪による被害のご相談をいただきました。

高知県(一部地域を除く)のお家の屋根には、東北地方などの雪国のような雪対策が基本的には施されておりません。
多くご相談をいただくのは、雪の重みで樋受け金具が曲がったりするなどして樋の排水機能が損なわれてしまうケースなどです。

毎年今回のような大雪が降ることはなかなか無いと考えておりますが、屋根の雪対策について解説したいと思います。

高知県の屋根の雪対策は雪止め瓦の使用がおススメ

高知県のような非雪国の屋根でも対策がしやすいのは、屋根部分に輪っかのついた雪止め瓦と呼ばれる瓦を使用するというものです。

雪止め瓦を軒先から70~80センチほどの箇所に取り付けることによって雪がその部分で止まり、輪っかから少しずつ雪が解けていくことで、軒樋の負担が軽減されて樋の破損などを防止する効果が期待できます。

また雪止め瓦は新築や屋根の葺き替え時のみ設置が可能と思われがちですが、実は既に設置している瓦屋根に後付けで設置することも可能です。

そのほか設置したい箇所のみ交換を行うこともでき、自宅の瓦屋根に合った形状や色の雪止め瓦を設置する事も可能なため、設置した箇所だけ色が変わることもありません。

高知県のお家で雪止め瓦の設置をご検討の際は村山瓦へ

代表挨拶ここまで村山瓦のブログ記事をお読みいただきありがとうございます。

今回は、雪国ではない高知県で大雪に見舞われた際にも安心な雪止め瓦の特徴についてご説明をさせていただきました。

予期せぬ大雪被害を受けられた方もいらっしゃると思いますが、自然相手のことなので、今後も大雪が降らないということは言えません。
これを機会に、特に山間部にお住まいの方は雪止め瓦の設置を検討されてみてはいかがでしょうか?

当社では大雪による屋根や樋の修理などのご相談も多くいただいておりますので、お家それぞれの状況によって最善のご提案をさせていただくことができます。
屋根や樋に関して無料の点検、相談にお伺いさせて頂きますので、お気軽にお問合せくださいませ。
予算に応じた対応をさせていただきます。

今後もホームページを通じて情報発信していきますが「もっと詳しく知りたい」「わからないことを教えてほしい」という方は、どうぞ遠慮なく私たちにご連絡ください。

代表取締役 村山 大典

中古で購入した住宅の雨漏りについて

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こんにちは。
高知市の屋根修理専門店 村山瓦です。

最近、建材の輸入価格上昇などに伴い国内の新築価格が高騰していることなどの原因から、中古住宅を購入し自分好みにリフォームをして住まわれる方が増えております。

その一方で、中古住宅購入後に屋根の雨漏りに気づかれてご相談をいただく機会も増えています。

今回は、そういった中古で購入した住宅の雨漏りについて、注意点や購入前にチェックしておくべき点を村山瓦が解説させていただきます。

実例紹介 意外と気づかない中古住宅の屋根事情

実際に村山瓦にご相談をいただいた事例をもとにご紹介したいと思います。

先日雨漏りがしているとご相談をいただきお伺いしたお客様宅のお話です。
実際に屋根に上がらせてもらい調査をしてみると、谷部の銅板が腐食しており、その部分から雨水が侵入して雨漏りを発生させておりました。
その際はひとまず応急処置で対応させていただきましたので、しばらくの間は雨漏りせずにお過ごしいただけると思います。
(何年もというわけではありません)

中古で住宅を購入する前に、雨漏りの点検をしてください!

その際に施主様にお話を伺ったところ、中古でお家を買われて少し経ったところでの雨漏りとのことでした。

近年はこのようなご相談をいただくことが増えております。
そこで、中古住宅の購入を検討されている皆さまに村山瓦からお願いがあります。

室内の間取りなどは各個人で考え方があると思います。
お家の中に関してはリフォームで設備の交換などもある程度容易に可能ですが、屋根の修理となると場合によっては大掛かりな工事に繋がることもありますので、中古住宅の購入前には雨漏りに関して一度屋根の点検をされてから購入されることを強くお勧めいたします。

中古住宅購入前の屋根の点検、雨漏りのご相談は村山瓦へ

代表挨拶ここまで村山瓦のブログ記事をお読みいただきありがとうございます。

今回は、中古で購入した住宅の雨漏りについてご説明をさせていただきました。

せっかく大きな金額で住宅を購入されるのですから、購入前には雨漏りがしていないか必ず屋根などの点検をしてから購入をするようにしてください。
当社では瓦屋根に関して無料の点検、相談にお伺いさせて頂きますので、お気軽にお問合せくださいませ。
予算に応じた対応をさせていただきます。

今後もホームページを通じて情報発信していきますが「もっと詳しく知りたい」「わからないことを教えてほしい」という方は、どうぞ遠慮なく私たちにご連絡ください。

代表取締役 村山 大典

屋根のプロがお伝えする雨水の交通整理について

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こんにちは。
高知市の屋根修理専門店 村山瓦です。

最近、屋根雨漏りや木部の朽腐といったお問い合わせを多くいただくのですが、それらを引き起こす原因のひとつに「屋根の棟部に生える雑草」ということがあります。

今回は、雑草が生えてしまううえで重要な「雨水の交通整理」について村山瓦がご説明をいたします。

築年数が経過した屋根は雨水の交通渋滞が起きます

雨水の交通整理と聞いて「どういうこと?」と思われるかもしれません。
ですが、年数が経過した屋根では、しばしば雨水の交通渋滞が起きており、それらが交通事故(雨漏りや木部の朽腐)を引き起こしているのです。

代表的なケースは、屋根の棟部の雑草です。

雨水が排出できないと、花壇になってしまいます

これは、新築時はそういうことはまず無いのですが、年数が経過するにつれて旧方式では赤土を入れすぎなっていることが多く、雨水が赤土を吸収してしまって排水できない状況を作ってしまっています。

そして鳥などが胞子を運んでしまい、そこが花壇の状況になってしまっています。

このように棟に雑草が生えた状況は、訪問販売業者の営業のターゲットになってしまうようです。
実際に弊社へご相談を頂いたお客様の約半数には訪問販売業者が来ているようでした。

屋根棟部の雑草などのお悩みは村山瓦へ

代表挨拶ここまで村山瓦のブログ記事をお読みいただきありがとうございます。

今回は、築年数が経過したお家によく見受けられる「雨水の交通整理」についてご説明をさせていただきました。

一度、ご自身の家の屋根を下から見上げてみてください。
細かいところで分からない箇所は無料の屋根診断を実施させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

今後もホームページを通じて情報発信していきますが「もっと詳しく知りたい」「わからないことを教えてほしい」という方は、どうぞ遠慮なく私たちにご連絡ください。

代表取締役 村山 大典

台風シーズンに多くご相談をいただく樋の掃除について

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こんにちは。
高知市の屋根修理専門店 村山瓦です。

台風のシーズンも到来しておりますが、皆様の屋根はいかがだったでしょうか。
10月、11月と秋が深まるにつれ紅葉の季節に入り落ち葉などが多くなってくると、雨樋に落ち葉などが詰まったというご相談を多くいただきます。

今回は村山瓦がお伝えする樋の掃除についてご説明をいたします。

秋は雨樋が詰まるご相談を多くいただきます

秋の季節になると、近くに山や竹藪などがあるお家ではどうしても困ることがあります。
それは、ご自宅の樋が枯れ葉や小枝などで詰まってしまい、雨水が排水できない状況になってしまうことです。

一階の屋根などは脚立などをかけて掃除をすることも可能ですが、作業に慣れない方が行うと、誤って転落してしまうなどの危険がどうしても付きまといます。
まして、二階の屋根の雨樋などはご自身で掃除などもまず不可能かと思います。

雨樋の役割と、樋の詰まりを放置することで及ぼされる悪影響

そもそも雨樋というものは、屋根へ落ちた雨水を集め、建物外に適切に排水する役割のもと取り付けられています。

この役割を持つ雨樋が詰まり適切な排水ができなくなってしまうと、下記のような重大な悪影響を及ぼしかねません。

・詰まった雨樋から雨水がオーバーフローし、屋根の隙間などから水が侵入して雨漏りに発展する
・外壁に大量の水がかかることで外壁の劣化を早めてしまう
・雨樋から大量の水が勢いよく溢れてしまうことで、建物の基礎部分にダメージを与える

このように、雨樋の詰まりを放置していると、躯体に影響を及ぼしかねないリスクにつながっていきます。

村山瓦では、ご相談を頂ければ雨樋の掃除なども承っております。

樋の掃除をしたときに屋根瓦の不具合も確認できますし、不具合も最小限で修繕できたりする場合もあります。

雨樋や屋根のお悩みは村山瓦へ

代表挨拶ここまで村山瓦のブログ記事をお読みいただきありがとうございます。

今回は、秋の季節にご相談をいただくことが増える雨樋の詰まりや掃除についてご説明をさせていただきました。

雨樋は設置されている場所によってはご自身での清掃も可能ですが、作業時に落下するなどの危険性を考慮すると、専門の業者に頼むようにしましょう。

その際は運悪く悪徳業者に引っかかるリスクもありますので、信頼できそうな複数社に相見積もりを取るなどして、適正な価格で作業を依頼できる業者を探されることをお勧めいたします。

今後もホームページを通じて情報発信していきますが「もっと詳しく知りたい」「わからないことを教えてほしい」という方は、どうぞ遠慮なく私たちにご連絡ください。

代表取締役 村山 大典

棟瓦を強くする方法、村山瓦がお伝えします

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こんにちは。
高知市の屋根修理専門店 村山瓦です。

「瓦屋根の住宅で雨漏りがしているが、どこから雨漏りが起きているかわからない」というご相談をいただくことがありますが、そういった際の原因は「棟(むね)」にあるケースがよくあります。

棟の部分が経年により劣化することでそういった雨漏りが起きることがありますが、一方で強度を保ち雨漏りに強い棟に施工する方法もございます。

今回は村山瓦がお勧めする施工方法についてご説明をいたします。

工法の変化と棟の劣化

近年、瓦工事も工法が変化してきており、その代表例が葺き土と呼ばれる赤土を使わなくなっていることです。

以前は赤土を使って棟瓦を施工して面戸(めんど)と呼ばれる部分に別で漆喰を塗って施工していましたが、その工法で施工をしてしまうと10年ぐらいで漆喰と赤土が分離をはじめ、棟瓦の劣化につながってしまうのです。

これはよく見られる現象で、状況が悪いと棟瓦から雑草や木などが生えてきてしまうこともあります。
雑草が生えてしまうということは、その棟瓦に雨水が回って排水できない現象になっていることになり、そこに風邪などで植物の種が飛んでくると、屋根にお庭の花壇状態を作ってしまいます。

生えてきてしまった雑草を何とかしたいと除草剤を使うケースもあるようですが、あくまで一時的な処置にしかならず、翌年また雑草が生えてきてしまうので、お勧めはできません。

棟を強くする方法とガイドライン工法について

こういったケ-スの一番の対応策としては、一度棟瓦をばらして再度南蛮漆喰と呼ばれる屋根用の漆喰で積み直すことを強くお勧めします。
この方法で施工することで棟瓦の強度が格段に上がりますし、またガイドライン工法との併用で地震・台風といった自然災害にも強い屋根にすることができます。
台風シーズンにも突入しましたので、一度屋根点検をしてみてはどうでしょうか?

私ども屋根業界では、独自の工法(ガイドライン工法)に準拠することで地震、台風に強い屋根づくりに精進しています。

ガイドライン工法とは、屋根の内部にパッキン付きステンレスビスまたは被膜銅線の補強を入れる事によって耐震性を上げ、土の代わりに南蛮漆喰を使用することによって屋根の軽量化にもつながる施工方法であり、従来の施工法に比べて耐震性・耐風性が飛躍的にアップしたことです。

今回の耐震実験では、阪神・淡路大震災や発生が危惧される東海大地震クラスの揺れにも耐えることが証明されました。

詳しくは「国土交通省 瓦法改正」で検索してみてください。

屋根や雨漏りのお悩みは村山瓦へ

代表挨拶ここまで村山瓦のブログ記事をお読みいただきありがとうございます。

今回は、雨漏りの原因としてよくご相談をいただく棟を強くする修理方法とガイドライン工法についてご説明をさせていただきました。

現在主流となっているガイドライン工法で施工された屋根は軽量で耐震性も高く、安心な屋根といえ、また村山瓦でも、瓦葺きの際はガイドライン工法を用いた安心安全な屋根施工を行っていきたいと思っております。
村山瓦のHPにもガイドライン工法で施工した事例がいくつかございますので、ご覧いただけると幸いです。

今後もホームページを通じて情報発信していきますが「もっと詳しく知りたい」「わからないことを教えてほしい」という方は、どうぞ遠慮なく私たちにご連絡ください。

代表取締役 村山 大典

瓦葺きの工法の変化と、村山瓦がお勧めするガイドライン工法

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こんにちは。
高知市の屋根修理専門店 村山瓦です。

日本国内の自然災害の発生件数と被害は、この数十年で増加傾向にあります。
災害の種類別にみると、最も多いのが台風、次いで地震といった順番となっているようです。

こういった自然災害の増加で屋根瓦は被害を受けやすく、結果として「屋根の瓦離れ」が起きています。

よく「瓦は重いから地震や台風などで崩壊する」といった話を聞くことがありますが、本当にそうなのでしょうか?
今回は、これまでの瓦葺き工法と現在主流になっている工法の違いについてご説明をさせていただきます。

瓦葺きの方法の変化

屋根への瓦葺きにおいて、昭和初期に主流だった土葺きという方法がありました。

これは、葺き土(瓦を接着するための赤土)の上に瓦を葺くだけのやり方であり、大量の土を使って瓦を固定するものでした。
昭和初期などの瓦は製造過程で歪みが多数あり、暴れた瓦を収めるためには葺き土を入れて調整していく工法が主流であったためです。
またステンレス釘といった建物に留め付ける材料が普及してなかったことも原因の一つでした。

土葺きのメリットは、大量の土を使って瓦を葺くため、地震や台風の際に瓦がズレづらいことです。
一方で重量が出るため屋根が重くなり、耐震性へ悪影響を及ぼすと考えられています。
西日本では阪神淡路大震災、関東では関東大震災をきっかけとしてこの考えが進み、現在では土葺き工法で屋根を葺くことは激減しています。

現在主流になっているガイドライン工法

屋根業界では、独自の工法(ガイドライン工法)に準拠することで地震、台風に強い屋根づくりに精進しています。

ガイドライン工法とは、屋根の内部にパッキン付きステンレスビスまたは被膜銅線の補強を入れる事によって耐震性を上げ、土の代わりに南蛮漆喰を使用することによって屋根の軽量化にもつながる施工方法であり、従来の施工法に比べて耐震性・耐風性が飛躍的にアップしたことです。

今回の耐震実験では、阪神・淡路大震災や発生が危惧される東海大地震クラスの揺れにも耐えることが証明されました。

詳しくは「国土交通省 瓦法改正」で検索してみてください。

屋根や雨漏りのお悩みは村山瓦へ

代表挨拶ここまで村山瓦のブログ記事をお読みいただきありがとうございます。

古い建物によくみられる土葺き工法で葺かれた瓦屋根は耐震面でも不安が残りますが、現在主流となっているガイドライン工法で施工された屋根は軽量で耐震性も高く、安心な屋根といえます。
また村山瓦でも、瓦葺きの際はガイドライン工法を用いた安心安全な屋根施工を行っていきたいと思っております。
村山瓦のHPにもガイドライン工法で施工した事例がいくつかございますので、ご覧いただけると幸いです。

今後もホームページを通じて情報発信していきますが「もっと詳しく知りたい」「わからないことを教えてほしい」という方は、どうぞ遠慮なく私たちにご連絡ください。

代表取締役 村山 大典

棟部の雨漏りにおすすめ!ガイドライン工法について

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こんにちは。
高知市の屋根修理専門店 村山瓦です。

今年は早々と本州(西日本)で梅雨入りこそしましたが、全国的にも異例の速さで梅雨明けとなり、高知県も同様に過去過去最も早い梅雨明けとなりました。
例年この時期は雨漏りの問い合わせも多くなりますが、今年はまとまった雨も少なかったために例年ほどのご相談はいただいておりません。

一方で、築年数が経過すると特に棟瓦(屋根の頂点部分の名称)からの雨漏りが目立ってきます。
今回はよく雨漏りが起きやすい棟の雨漏りについてご説明と対策方法をご紹介させていただきます。

雨漏りの起きやすい屋根の棟部

棟とは、主に屋根の繋ぎ目となる部分を指します。
屋根の面同士を繋ぐ部分となる重要な部分となり、経年による劣化でこの箇所が傷むと雨漏りの原因になることが多いのです。

よくある瓦屋根の頂点部分で斜めに伸びている箇所には、棟瓦を固定したり瓦の隙間を埋め、瓦の下にある葺き土を雨風などから守るための漆喰と呼ばれる 接着剤のようなものが使われています。
この漆喰が劣化することで剥がれたり割れることで雨水が侵入し、雨漏りを引き起こすケースが多いのです。
また地震や台風などで棟瓦がズレてしまうと同様に雨水が侵入し、建物内部への雨漏りに繋がるのです。
このように役割の重要性が大きい部分なだけに雨漏りがしやすいのが棟部分となるのです。

おすすめのガイドライン工法

そういった棟からの雨漏りを修理する際に村山瓦がお勧めしているのが、「ガイドライン工法」です。
「ガイドライン工法」とは、地震や台風などの災害時に影響を受けやすく雨漏りがしやすい棟部の施工方法を改良した耐震性に優れた工法です。
従来の修理方法は銅線などの緊結が瓦に施されてなかったり、緊結線の使用も不十分でした。
しかし、ご紹介の「ガイドライン工法」では、屋根の内部にパッキン付きステンレスビスまたは被膜銅線の補強を入れる事によって耐震性を上げ、土の代わりに南蛮漆喰を使用することによって軽量化にも成功しているのです。

ガイドライン工法のメリットは、従来の施工法に比べて耐震性・耐風性が飛躍的にアップしたことです。
今回の耐震実験では、阪神・淡路大震災や発生が危惧される東海大地震クラスの揺れにも耐えることが証明されました。
図右側の緊結材が入っていない工法の場合、早めの点検をおすすめします。

屋根の雨漏りのご相談は村山瓦へ

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屋根の雨漏り修理は、どこから雨漏りが起きているかで修理方法や対策が大きく異なります。
ご紹介した通り、棟瓦がずれていたり、棟から雑草が生えていたりと経年による劣化が進んでいると、思いもよらぬ大きな被害につながる可能性もあります。
現在は工法も進化しており、棟金具を使った工法が主流となってきております。
気になる方は一度この時期にメンテナンスをしておくことで、毎年夏に発生する台風対策としても安心です。

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代表取締役 村山 大典

セメント瓦と粘土瓦について

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ご存知の通り、瓦にはいくつか種類がありますが、今回はお客様からもよくご質問をいただく「セメント瓦」と「粘土瓦」の違いや特徴についてご説明をさせていただきます。

一般の住宅に近年多く使われる陶器瓦と比べると安価なこれらの瓦は、高度経済成長期において多くの住宅の屋根に使用されましたが、ここ高知県でもまだこれらの瓦を利用したお家が多く見受けられます。
それぞれの瓦の特徴などを理解したうえで適切な修理やメンテナンスを行うことが重要ですので、屋根のプロ村山瓦が丁寧にご説明させていただきます。

セメント瓦の特徴

ここ高知県では、戦後からセメント瓦の増産が始まり、特に高度経済成長期の住宅事情を解決するために爆発的な需要が発生しました。
近年では見かけることも減ってきてはいますが、2000年ごろまでは結構な割合でこのセメント瓦で屋根の施工がされていたのです。

セメント瓦は瓦表面に塗装が施されていますが、紫外線や風雨・温度変化などにより塗膜の劣化が進行すると素材のセメントも劣化して、約10年サイクルなどで雨漏りの原因となってきます。
<br>こういった塗膜や瓦の劣化具合に一般の方が気づく機会もそうないと思いますが、このような劣化を放置しておくと、結果的にお家全体を傷めることにもなりかねません。

粘土瓦の特徴

粘土瓦はその名の通り、粘土を成形し高温焼成してできた瓦です。
特徴としては耐久性に大変優れており、地域や環境によりますが、瓦自体は50年~100年ぐらいの期間は維持ができるものとなります。

一方で経年による劣化で少なからず耐久性には影響が出ますので、わたしたち屋根工事業者としては、30年を目途に点検や瓦に付随する材料(釘・南蛮漆喰)を交換していくことで家の寿命を延ばしていけると考えております。
実際は50年から80年くらいの家でもなんとか持ちこたえている家はあり、このような屋根材は世界中探してもなかなか見つからないのではないでしょうか。

瓦や屋根のご相談は村山瓦へ

代表挨拶ここまでお読みいただきありがとうございます。

屋根修理やリフォームをご検討の際は、屋根の劣化状況はもちろんのこと、工法や屋根材もあわせて把握することで、より住まいを長持ちさせる質の高いメンテナンスに繋がります。

今後もホームページを通じて情報発信していきますが「もっと詳しく知りたい」「わからないことを教えてほしい」という方は、どうぞ遠慮なく私たちにご連絡ください。

代表取締役 村山 大典

村山瓦について

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