寄棟屋根という形状の屋根は、4方向に隅棟という棟瓦を施工して形成されています。
この形状は風の力を分散しやすい屋根形状になっているため、風に強いというメリットがあります。
しかしその一方で、各面が三角や台形の形状になっているので、端部になると瓦を三角状に切り施工していかなければいけないため、雨仕舞に少し難があるというデメリットも持ち合わせています。
こちらの写真は棟瓦を撤去した直後の写真です。
この棟は雨が降って1週間以上経過しているにもかかわらず、赤土がかなり湿っておりました。
原因は三角の瓦が端まで伸びていることで雨水が侵入し、結果として少量ではありましたが雨漏りを起こしておりました。