[電話受付]8:00~17:00[定休日]日曜日メール・LINEは24時間受付中!

blog

瓦の塩害被害について

  • 屋根修理

こんにちは。
高知市の屋根修理専門店 村山瓦です。

屋根の施工に使われる粘土瓦は、粘土を焼き上げることで作られる瓦で、産地によって焼成温度という温度があり、その違いによって適する用途も異なります。

今回は、高い焼成温度で焼き上げられた塩害被害に強い瓦の特徴について、村山瓦が解説させていただきます。

粘土瓦の特徴と焼成温度による特徴の違い

粘土瓦に使われる粘土は岩石などが自然風化し堆積することでできる鉱物です。
これを練り成形し乾燥させ、焼き上げることで粘土瓦は完成します。
その焼き上げ工程を焼成と呼びますが、この焼き上げる温度で瓦の特徴なども大きく変わります。

焼成時間は通常24時間ほどで焼き上がり、1000℃以上の高温で焼かれ耐えられる粘土ほど吸水率も低く、屋根の下に雨水を通しにくい、雨漏りを防いで快適に暮らしていただける良い瓦が作りやすくなります。

沿岸部で見られる瓦の塩害被害

しかし中には燃焼温度が低く焼かれる粘土瓦もあるのです。
一般的な地域では被害が出ることが少なく気付きにくいのですが、海岸が近い地域ではそういった瓦を使うと塩害被害に悩まされることがあります。

塩害とは、塩分に起因した建築物・構造物への害の総称であり、海沿いの地域など海水に含まれる塩分を含んだ潮風が強く吹き付けるような地域でよく見られます。

瓦における塩害被害は、特に沿岸部の地域で瓦の重なり部分に塩分が入り込み、乾いたときに塩だけが残り瓦を侵食して劣化を引き起こします。

その瓦の重なり部分が溶けてしまい、瓦同士が重ならない部分ができることで雨漏りを引き起こすことがありますので、お住まいの地域によって瓦を使い分ける必要があるのです。

屋根瓦の塩害被害にお困りの方は瓦の特徴を知り尽くした村山瓦へ

代表挨拶ここまで村山瓦のブログ記事をお読みいただきありがとうございます。

今回は、沿岸部で相談をいただくことがある瓦の塩害被害についてご説明をさせていただきました。

粘土瓦は焼成温度によって瓦の強度が異なり、低い温度で焼き上げられた瓦では地域によって塩害を引き起こすことがありますので、築年数が20年以上かつ沿岸部にお住まいの方は是非一度屋根の状況を診断されることをおすすめします。

当社は瓦の知識が豊富な代表のわたくし村山が、お家それぞれの状況に応じた必要な修理、リフォームをご提案させていただいております。
瓦屋根に関して無料の点検、相談にお伺いさせて頂きますので、屋根についてお困りのことがございましたらお気軽にお問合せくださいませ。

今後もホームページを通じて情報発信していきますが「もっと詳しく知りたい」「わからないことを教えてほしい」という方は、どうぞ遠慮なく私たちにご連絡ください。

代表取締役 村山 大典