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セメント瓦と粘土瓦について

  • 屋根修理

ご存知の通り、瓦にはいくつか種類がありますが、今回はお客様からもよくご質問をいただく「セメント瓦」と「粘土瓦」の違いや特徴についてご説明をさせていただきます。

一般の住宅に近年多く使われる陶器瓦と比べると安価なこれらの瓦は、高度経済成長期において多くの住宅の屋根に使用されましたが、ここ高知県でもまだこれらの瓦を利用したお家が多く見受けられます。
それぞれの瓦の特徴などを理解したうえで適切な修理やメンテナンスを行うことが重要ですので、屋根のプロ村山瓦が丁寧にご説明させていただきます。

セメント瓦の特徴

ここ高知県では、戦後からセメント瓦の増産が始まり、特に高度経済成長期の住宅事情を解決するために爆発的な需要が発生しました。
近年では見かけることも減ってきてはいますが、2000年ごろまでは結構な割合でこのセメント瓦で屋根の施工がされていたのです。

セメント瓦は瓦表面に塗装が施されていますが、紫外線や風雨・温度変化などにより塗膜の劣化が進行すると素材のセメントも劣化して、約10年サイクルなどで雨漏りの原因となってきます。
<br>こういった塗膜や瓦の劣化具合に一般の方が気づく機会もそうないと思いますが、このような劣化を放置しておくと、結果的にお家全体を傷めることにもなりかねません。

粘土瓦の特徴

粘土瓦はその名の通り、粘土を成形し高温焼成してできた瓦です。
特徴としては耐久性に大変優れており、地域や環境によりますが、瓦自体は50年~100年ぐらいの期間は維持ができるものとなります。

一方で経年による劣化で少なからず耐久性には影響が出ますので、わたしたち屋根工事業者としては、30年を目途に点検や瓦に付随する材料(釘・南蛮漆喰)を交換していくことで家の寿命を延ばしていけると考えております。
実際は50年から80年くらいの家でもなんとか持ちこたえている家はあり、このような屋根材は世界中探してもなかなか見つからないのではないでしょうか。

瓦や屋根のご相談は村山瓦へ

代表挨拶ここまでお読みいただきありがとうございます。

屋根修理やリフォームをご検討の際は、屋根の劣化状況はもちろんのこと、工法や屋根材もあわせて把握することで、より住まいを長持ちさせる質の高いメンテナンスに繋がります。

今後もホームページを通じて情報発信していきますが「もっと詳しく知りたい」「わからないことを教えてほしい」という方は、どうぞ遠慮なく私たちにご連絡ください。

代表取締役 村山 大典