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木が成長しすぎて・・・

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庭木が伸びすぎて瓦が落下、樋も破損?高知の屋根修理現場から見えた原因と対策

 カテゴリ:代表村山の現場ブログ/屋根リフォームの基礎知識

皆さんこんにちは。今日は「庭木の伸びすぎ」が原因で瓦が落下し、雨樋まで壊れてしまったお宅の現場調査に伺ってきました。 お庭の木というのは季節ごとに剪定される方も多いと思いますが、実は屋根のすぐそばまで枝葉が伸びていることに気づかず、 じわじわと屋根材にダメージを与えてしまっているケースが少なくありません。今回は現場で実際に見た状況と、 そこから見える庭木と屋根の関係について、専門的な視点も交えてお伝えしていきます。


今日の現場:庭木が瓦を落とし、樋まで壊していた

本日お伺いしたお宅は、お客様から「瓦が落ちてきて、樋も何だか歪んでいる気がする」というご相談をいただいた現場でした。 到着してすぐに感じたのは、お庭の木の存在感です。よく手入れされたお庭ではあったのですが、 建物のすぐそばに植えられた木が想像以上に大きく育っており、枝の一部が屋根の軒先あたりまで届いていました。

実際に足場を組んで屋根に近づいてみると、瓦が一枚落下してしまっており、その真下の雨樋もへこみと歪みが出ている状態でした。 瓦の落下は見た目にも分かりやすい被害ですが、樋のダメージは地上から見ただけでは気づきにくいことも多く、 今回のように瓦が落ちて初めて「そういえば樋もおかしいかも」と気づかれるケースは現場でもよくあります。

調査してわかったこと。木が建物のすぐ近くにあった

落下した瓦や歪んだ樋をよく観察してみると、単に経年劣化で瓦がズレたというよりも、 外から明らかに「押し上げられた」ような跡が残っていました。これは風で瓦が飛ばされたときの割れ方とは違う特徴で、 現場を数多く見てきた感覚からすると「何か硬いものが下から瓦を突き上げた」痕跡です。

周辺を確認すると、原因は一目瞭然でした。建物のすぐ横に植えられていた木の枝が、成長とともに太く・重くなり、 屋根の軒先や瓦の隙間、樋の内側に入り込むような形で伸びていたのです。 強風のたびに枝が揺れて瓦を突き上げ、少しずつ瓦の位置がズレていったこと、 そして枝が樋の中に食い込むように成長し、樋自体を内側から押し広げてしまっていたことが、 今回の破損の直接的な原因だと判断しました。

庭木は植えたときには小さくても、10年、20年という単位で見ると驚くほど大きく育ちます。 「植えたときはこんなに屋根に近くなかった」というのは、実は現場でとてもよく聞くお言葉です。

まずは伐採からスタート

瓦や樋の補修に取りかかる前に、まずは原因である木そのものをどうにかしなければ、 補修してもまた同じことの繰り返しになってしまいます。そこで今回は造園業者さんと連携し、 建物に接触していた木を伐採していただくことからスタートしました。

屋根の被害が木によるものだった場合、屋根屋だけで解決しようとせず、 原因となっている庭木の処理を先に済ませておくことが、結果的に手戻りのない工事につながります。 これは瓦屋根に限らず、雨漏りやコロニアル屋根のトラブルでも共通する考え方です。

幸い木部に損傷はなし。瓦の差し替えと樋の架け替えをご提案

伐採後、あらためて屋根の内部までしっかり確認させていただきました。一番気になっていたのは、 瓦の下にある野地板や垂木といった木部への影響です。木部まで傷んでいると工事の規模がぐっと大きくなってしまうのですが、 今回は幸いにも木部への損傷は見られず、被害は瓦と樋の範囲にとどまっていました。

そこで今回のお客様には、次の2点をご提案させていただきました。

  • 瓦の差し替え:割れてしまった瓦、ズレて浮いてしまった瓦を新しいものに交換
  • 雨樋の架け替え:歪みや変形が出てしまった箇所の樋を新しいものに交換

瓦は一枚単位での差し替えが可能な工法のため、屋根全体をやり替えるような大掛かりな工事にはならず、 被害箇所を絞ってピンポイントで直せるのが今回のケースの救いでした。樋についても、 歪んでしまった部分だけを架け替えることで、比較的短期間・適正価格での補修が可能とご説明し、 ご納得いただけました。


なぜ庭木が屋根トラブルの引き金になるのか(専門的な視点)

今回のような「庭木による屋根被害」は、実は珍しいものではありません。庭木が屋根トラブルの原因になる主なメカニズムは、 大きく分けて次の3つです。

①枝の突き上げによる瓦のズレ・破損

成長した枝が瓦の隙間に入り込み、風による揺れが繰り返されることで、瓦が少しずつ持ち上がっていきます。 瓦は本来、上下の瓦が重なり合うことで雨水の侵入を防ぐ構造になっているため、 わずかなズレでも雨水の通り道ができてしまい、将来的な雨漏りの引き金になりかねません。

②雨樋の変形・破損

枝や幹が樋に接触し続けると、樋自体が内側から押し広げられたり、金具が外れたりして、 本来の役割である「雨水を軒先から地上へ流す」機能が果たせなくなります。 樋が壊れると、雨水が外壁を伝って流れ落ち、外壁の汚れや劣化を早める原因にもなります。

③落ち葉や枝の堆積によるつまり

たとえ直接の接触がなくても、屋根に近い木からは落ち葉や小枝が絶えず降り注ぎます。 これらが樋の中に溜まると排水がうまくいかなくなり、大雨のときに雨水があふれて、 瓦の重なり部分から雨水が侵入してしまうこともあります。実際、集水器のあたりから雨水があふれてくる現場も少なくありません。

放置するとどうなる?(雨漏り・二次被害のリスク)

「瓦が一枚落ちただけ」「樋が少し歪んでいるだけ」と思って放置してしまうと、被害はじわじわと広がっていきます。

  • 瓦のズレた隙間から雨水が入り込み、下地の防水紙や野地板まで傷んでしまう
  • 木部まで腐食が進むと、瓦の差し替えだけでは済まず、葺き替えなど大掛かりな工事が必要になる
  • 樋の破損を放置すると、外壁への雨だれや基礎周りの湿気につながる
  • 枝がさらに成長し、被害箇所が広範囲に及ぶ

「瓦が落ちる・樋が壊れる」というのは、屋根内部に雨水が入りやすいサインと考えていただくのが安全です。 早い段階であれば部分補修で済むことも、時間が経つほど工事の規模も費用も大きくなってしまう傾向にあります。

ご自身でもできるセルフチェック

屋根に上るのは大変危険ですので、必ず地上からできる範囲でご確認ください。

  • 庭木の枝が屋根や軒先に触れていないか
  • 屋根の際立った位置に瓦のズレ・浮きが見えないか
  • 樋の一部がへこんでいる、あるいは波打って見えないか
  • 大雨のあとに樋から雨水があふれている様子がないか
  • 外壁に雨だれのようなシミが増えていないか

気になる点が一つでもあれば、被害が広がる前に一度専門業者による点検を受けておくと安心です。

庭木と屋根、どれくらい離せば安心?目安の距離

明確な基準があるわけではありませんが、現場感覚として、成長後の樹冠(枝葉の広がり)が 屋根や外壁から最低でも1m以上は離れるように、植栽時点で樹種と将来の大きさを見込んでおくのがおすすめです。 すでに大きく育ってしまっている木については、無理に伐採せず、屋根に近い側の枝だけを定期的に剪定することでも、 接触リスクをかなり抑えることができます。

剪定や伐採は造園業者さんの領域になりますが、「屋根への影響があるかどうか」を判断するのは屋根の専門家の目線が必要です。 迷われた際は、まず屋根側の状態を点検してもらってから、庭木の手入れを検討されるという順番がスムーズです。

まとめ

今回の現場は、庭木の成長という一見屋根とは関係なさそうな出来事が、瓦の落下と樋の破損という 思わぬトラブルにつながってしまった事例でした。幸い木部への被害がなかったため、 瓦の差し替えと樋の架け替えという範囲で対応できましたが、発見が遅れていれば もっと大きな工事になっていた可能性もあります。

「木が屋根に近いかも」「最近瓦が落ちた」「樋の形がおかしい気がする」—— そんな小さな違和感に気づいたときこそ、早めの点検をおすすめします。


無料点検のご案内

当社では屋根の状態を無料で点検いたします。「庭木が屋根に接触している」「瓦が落ちてきた」「樋が歪んでいる気がする」など、 気になる点があればお気軽にご相談ください。国家資格の上位資格である瓦屋根診断技士をはじめとした専門資格を持つ職人が、 現地で状態を確認し、必要な範囲だけをご提案いたします。

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