棟の積み替え工事について~長持ちさせるためのポイント~
- 屋根修理
こんにちは。
高知市の屋根修理専門店 村山瓦です。
今回は、棟の積み替え工事について解説したいと思います。
棟とは屋根面部分接点を覆う重要な部分を言います。
上記の部分を棟といいます。
上の写真のように漆喰がはがれてきているのが写真で確認できます。
この部分は非常に屋根にとって重要な部分になり雨漏りや意匠にもかかわってきます。
瓦屋根の棟は、熨斗瓦(のし瓦)という平たい瓦を積み重ねて形つくられます。
経年劣化が進行した棟は通常時はなかなか気づきにくいですが大型台風が直撃した場合などに、積み重ねた瓦にずれや歪みが発生してしまうことがあります。
これは、棟の瓦を固定している銅線が切れてしまうことや棟の内部にある葺き土が雨水を吸い崩れやすくなっていることを原因として起こることが多いです。
放っておくと、初期段階ではルーフィングと呼ばれる防水紙は雨水を凌いでくれますがやがて雨漏りを誘発しご木部を腐らせていきます。
どの材料(板金,スレート等)の屋根でも同じことですが,棟部は一番傷みやすい部分になります。
台風や地震などで一番影響が受けやすいです。
葺き土が固い場合は漆喰の塗り直しでしばらくは持たせることができる場合がありますが
なかなかとそういう場合は少ないのが現状です。
現在は葺き土を使わなくなり,代わりに南蛮漆喰という材料を使って施工していきます。
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こういう施工方法になります。
接着力が葺き土に比べて格段に上がります。

一度メンテナンスを行うと(上記の写真は30年ほどでの積み替え工事です)
かなりの年数長持ちします。
まずは点検が重要になってきますのでお気軽にお問い合わせください。