枯葉の除去には定期的に・・・
- 代表村山の現場ブログ
高知市の飲食店で屋根の枯れ葉除去|放置で金属部分が錆びていた現場から見えた「定期清掃」の重要性
こんにちは、村山瓦です。今回は高知市内の飲食店様から「屋根に枯れ葉が溜まっているので取ってほしい」とご相談をいただき、現場で作業してきた内容をレポートします。実際に屋根に上がってみると、枯れ葉の下の金属部分がしっかり錆びていました。今回は穴あきまでは進行していませんでしたが、この現場で感じたことをもとに、枯れ葉と屋根の関係、そして錆びを防ぐための定期清掃について、現場目線と専門的な視点の両方からお伝えします。
今日の現場:高知市の飲食店で枯れ葉除去作業
今日伺ったのは、高知市内で営業されている飲食店様の屋根です。「最近、屋根の上に枯れ葉がたくさん溜まっているみたいで気になっている」とのことでご連絡をいただき、現地調査を兼ねて枯れ葉の除去作業に伺いました。
お店の裏手に大きめの樹木があり、季節ごとに落ちる葉が風で屋根の上に吹き寄せられていたようです。特に谷部分(屋根の谷状になっている雨水の通り道)や、屋根材の重なり部分には、想像していた以上に枯れ葉が堆積していました。長年少しずつ積み重なった様子で、下の方はすでに黒っぽく変色し、湿った土のような状態になっている箇所もありました。
店舗の屋根は住宅と違って営業を止めるわけにいかないため、業務時間への影響を最小限にしながら手早く作業を進めるのも、現場で意識しているポイントのひとつです。

枯れ葉をどけたら…金属部分がしっかり錆びていた
枯れ葉を一つひとつ丁寧に取り除いていくと、下に隠れていた金属部分(板金や金具まわり)に、はっきりと錆びが出ているのが確認できました。色でいうと赤茶色に変色しており、触るとザラっとした感触があります。
幸い今回は穴あきまでは進行していませんでしたが、「もう少し放置していたら危なかったかもしれない」というのが現場での率直な印象です。錆びは見た目の問題だけでなく、進行すると金属そのものが薄くなっていき、最終的には穴が開いて雨漏りの原因になることもあるため、早めに気づけたのは良かったと感じています。
なぜ枯れ葉が溜まると錆びやすくなるのか
「葉っぱが乗っているだけなのに、なぜ錆びるの?」と思われる方も多いのですが、これにはいくつかの理由があります。
1. 水分を含んだ状態が長時間続く
枯れ葉は乾いているように見えても、雨や朝露を吸収しやすく、一度濡れるとなかなか乾きません。屋根材や金属部分の上に葉が重なった状態が続くと、その下は湿った状態がずっとキープされてしまいます。金属は「濡れている時間が長いほど」錆びが進みやすいため、これが大きな原因のひとつです。
2. 葉が腐葉土のように変質し、酸性の水分が生まれる
枯れ葉が長期間堆積すると、微生物によって分解が進み、腐葉土に近い状態になっていきます。この過程で生まれる水分はやや酸性寄りになることがあり、金属表面の保護膜(メッキや塗装)を少しずつ劣化させる要因になります。
3. 谷部分・重なり部分に溜まりやすく、排水を妨げる
屋根の谷部分や瓦・屋根材の重なりは、もともと雨水がスムーズに流れるように設計されています。ここに枯れ葉が詰まると水はけが悪くなり、雨水が滞留する時間が長くなります。結果として、その周辺の金属部分に水が触れ続ける時間も長くなり、錆びを後押ししてしまうのです。
錆びが進行するとどうなる?穴あき・雨漏りまでの流れ
今回の現場は初期〜中期程度の錆びで穴あきはありませんでしたが、金属屋根や板金部分の錆びは、放置すると次のような流れで進行していくケースが多いといわれています。
- 表面の変色・軽度のサビ:塗装やメッキの保護機能が低下し、赤茶色の錆びが表面に出始める段階。
- サビの拡大・凹凸の発生:錆びが広がり、表面がザラつく・膨らむなど、金属内部への進行が始まる段階。
- 腐食による薄肉化:金属自体がやせて薄くなり、強度が落ちていく段階。
- 穴あき・雨漏り:金属に穴が開き、雨水が屋根内部に侵入。建物内部の腐食や雨漏りにつながる段階。
ここで知っておいていただきたいのが、「もらいサビ」という現象です。すでに錆びが発生している部分から溶け出した水分が、雨どいの金具や釘、アンテナの金具など、本来は錆びにくい別の部分にまで付着し、そこにも錆びを広げてしまうことがあります。今回の現場のように、枯れ葉の下でひっそりと進行していた錆びが、周囲の金属部分にまで影響を及ぼしていた可能性もゼロではありません。
店舗・事業用の屋根は特に注意したい理由
今回のように飲食店など店舗の屋根の場合、住宅以上に気をつけていただきたい理由がいくつかあります。
- 営業中の雨漏りは被害が大きくなりやすい:店内への浸水や設備トラブルは、営業停止や補修費用など、直接的な経営リスクにつながります。
- 屋根に上がって確認する機会が少ない:住宅と違って屋根を意識する機会が少なく、気づいたときには症状が進んでいるケースが多く見られます。
- 近隣への配慮が必要:枯れ葉やゴミが放置された状態は、近隣のお店や住宅への飛散といったトラブルの原因になることもあります。
「今のところ雨漏りしていないから大丈夫」ではなく、「雨漏りする前に気づけるかどうか」が、店舗の屋根管理では特に重要だと現場で感じています。
今回ご提案した「定期清掃」という選択肢
今回の現場では、幸い穴あきには至っていなかったため、無理な工事はご提案せず、まずは枯れ葉の除去と錆びの状態のご説明のみで作業を終えました。そのうえで、今回お伝えしたのは「定期的な清掃」のご提案です。
枯れ葉は一度取り除いても、周囲に木がある限り、季節が変わればまた溜まっていきます。特に落葉の多い時期のあとは屋根の上に葉が集中しやすいため、年に1回程度を目安に点検・清掃を行うことで、今回のような錆びの進行を早い段階で発見しやすくなります。
定期清掃のメリットは、単に見た目がきれいになるだけではありません。
- 金属部分の湿った状態が続くのを防ぎ、錆びの進行を抑えられる
- 谷部分や重なり部分の水はけを保ち、雨水の滞留を防げる
- 清掃のタイミングで屋根全体の状態を目視確認でき、異常の早期発見につながる
- 大きな工事になる前に、小さな補修で済ませられる可能性が高まる
「錆びていたから今すぐ全部交換しましょう」ではなく、状態に合わせて「今は清掃と経過観察で大丈夫」「ここは早めに補修したほうがいい」を見極めて、必要な分だけご提案するのが、現場を長く見てきた中で大切にしていることです。
ご自宅・店舗でできる簡単セルフチェック
屋根に上がっての確認は転落の危険があるため絶対に避けていただきたいのですが、地上や2階の窓などから見える範囲で、次のようなサインがないか確認してみてください。
- 屋根の端や雨どいから、枯れ葉やゴミがはみ出して見える
- 雨どいの金具や継ぎ目に、赤茶色の変色が見える
- 雨が降ったあと、特定の場所から水がなかなか引かない
- 強風のあとに、屋根の上のものが増えている・様子が変わった気がする
少しでも気になる点があれば、無理にご自身で確認しようとせず、専門業者による点検をおすすめします。
まとめ
今回の高知市の飲食店様の現場では、枯れ葉の下に隠れていた金属部分の錆びを発見し、幸い穴あきには至っていない段階でお伝えすることができました。枯れ葉の堆積は「見た目が気になる」だけの問題ではなく、金属部分の錆びや水はけの悪化を通じて、屋根の寿命そのものに関わってくる可能性があります。
特に周囲に樹木がある建物や、屋根に上がる機会が少ない店舗・事業用の建物では、年に1回程度の定期清掃と点検を習慣にしていただくことが、大きな工事を未然に防ぐいちばんの近道だと感じています。
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「うちの屋根も枯れ葉が溜まっているかも」「錆びていないか気になる」という方は、お気軽にご相談ください。高知市を中心に、屋根一筋70年以上の経験を活かして、無理のない範囲でのご提案をいたします。
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