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2階屋根ではなく1階屋根が飛散

  • 代表村山の現場ブログ

台風で飛んだのは2階屋根ではなく1階屋根の瓦?風の通り道が引き起こした瓦飛散事例を解説

先日の台風通過後、「瓦が落ちているので見てほしい」とご相談をいただき、高知市内のお客様宅へ現地調査に伺いました。

お話を伺った際、お客様は「2階の屋根が高いから、もし飛ぶとしたら2階の瓦だと思っていた」とおっしゃっていました。しかし実際に調査してみると、飛散していたのは2階屋根ではなく1階部分の下屋根の瓦でした。

今回は、なぜ1階屋根の瓦が飛散したのか、その原因と改善提案について現場目線で詳しくご紹介します。


現場調査で確認した瓦飛散の状況

現場に到着して最初に確認したのは、飛散した瓦の位置と周辺環境です。

屋根全体を見渡したところ、2階の大屋根には大きな異常は見られませんでした。一方で、1階部分の下屋根では棟瓦周辺にズレが発生し、飛散の衝撃によって桟瓦も数枚割れている状態でした。

一見すると「高い場所ほど風の影響を受ける」と考えがちですが、屋根の被害は単純に高さだけで決まるものではありません。

なぜ1階屋根の瓦が飛散したのか?

調査を進める中で分かったのは、下屋根の前方に風を遮る建物がほとんど存在していなかったことです。

周辺環境を確認すると、ちょうど風が抜けやすい方向に建物がなく、強風が下屋根へ直接吹き付ける状態になっていました。

実際の現場では、周囲の地形や建物配置によって「風の通り道」が形成されることがあります。

特に下屋根は軒先や壁との取り合い部分で風が巻き上がりやすく、局所的に強い風圧や負圧が発生するケースがあります。そのため、大屋根よりも先に下屋根が被害を受けることも珍しくありません。

瓦が飛ぶ前に見られる危険なサイン

今回のような被害は、ある日突然発生するわけではありません。

  • 棟瓦のわずかなズレ
  • 漆喰の剥がれ
  • 棟部分の浮き
  • 瓦のガタつき
  • 過去の台風被害の補修跡

こうした症状が見られる場合、強風時に被害が拡大する可能性があります。

特に築20年以上経過した瓦屋根では、内部の葺き土や固定力が低下していることも多く、台風シーズン前の点検が非常に重要です。

今回ご提案した改善内容

今回の現場では、飛散した棟部分の安全性を確保するため、棟瓦の積み替え工事をご提案しました。

棟の積み替えでは、既存の傷んだ部分を撤去し、現在の耐風性能を考慮した施工方法で棟を組み直します。

さらに、飛散時の衝撃によって割れてしまった桟瓦についても交換をご提案しました。

見た目には小さな割れでも、放置すると雨水の浸入経路となり、下地の腐食や雨漏りにつながる可能性があります。

被害が軽微なうちに対処することで、大規模な修理を防ぐことができます。

台風後は屋根全体の点検がおすすめです

台風後のお問い合わせで多いのが、「見える場所は大丈夫そうだから問題ないと思っていた」というケースです。

しかし実際には、地上から確認できない場所で瓦のズレや棟の浮きが発生していることも少なくありません。

また、今回のように風の通り道になっている場所では、予想外の箇所に被害が集中することがあります。

屋根は建物を守る重要な部分だからこそ、被害が大きくなる前の点検が大切です。

まとめ|瓦が飛散する原因は屋根の高さだけではない

今回の現場では、2階屋根ではなく1階の下屋根で瓦飛散が発生していました。

原因は周辺環境による風の通り道と、棟部分への強い風圧の影響が重なったことでした。

台風や強風の後は、見た目に異常がなくても屋根内部で不具合が進行している場合があります。

「瓦が落ちていた」「台風後から気になる箇所がある」「築年数が経過しているので点検したい」という方は、お早めにご相談ください。

屋根の無料点検・ご相談はこちら

村山瓦では、高知県内を中心に屋根点検・瓦修理・棟積み替え工事を行っています。

台風後の屋根点検や瓦のズレ、飛散被害のご相談も承っております。

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