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台風・竜巻・地震に強い対策と「ガイドライン工法」について

  • お知らせ

1. 空き家の屋根が危険になりやすい理由

  • 定期点検が遅れがち:劣化の早期発見・対処が遅れ、雨漏り→躯体腐食へ連鎖。
  • 台風・竜巻・突風の増加:一度の強風で瓦のずれ・金属屋根のはがれ・棟の浮きが発生。
  • 小さな不具合の放置:コーキング切れや釘の浮きなど軽微な症状が、次の強風で致命傷に。

屋根は家の寿命を左右する最重要部位。空き家こそ、計画的な点検と先手の修繕が必要です。

2. 雨漏り・損傷のサインチェック

  • 天井や梁にシミ・カビが出ている
  • 強風後に瓦片・板金片が敷地に落ちている
  • 棟板金の浮き/釘の抜け/コーキングの割れ
  • 屋根表面の塗膜劣化(色あせ・チョーキング)
  • 雨樋の詰まり・変形・外れ

ひとつでも当てはまる場合は、写真付き点検を依頼しましょう。

3. 修繕方法の選び方(補修/カバー工法/葺き替え)

3-1. 部分補修

釘の増し打ち・コーキング補修・割れ瓦の差し替えなど。軽微な不具合の初期対応に適します。

3-2. カバー工法

既存屋根の上に新しい屋根材を重ねる方法。廃材が少なく、工期短縮・費用圧縮が可能。下地が健全なことが条件。

3-3. 葺き替え

既存屋根を撤去し、新しい屋根材・下地に交換。最も長寿命・高耐久。下地腐食や雨漏りの進行がある場合に有効。

4. 「ガイドライン工法」とは?強みと適用例

ガイドライン工法は、屋根材の固定方法(釘・ビス・クリップ・緊結金物等)や下地処理、棟・軒・谷部の納まりなどを、風圧・地震動に耐える設計指針に沿って施工する方法の総称です。適切な緊結と下地・防水層の確実な施工により、次の効果が期待できます。

  • 耐風性の向上:強風での飛散・浮きを抑制
  • 耐震性の向上:棟部の補強で揺れに強い
  • 防水性の安定:一次・二次防水の確保で雨漏り抑止

とくに棟板金周り瓦の緊結は被害が出やすい要所。ガイドライン準拠での補強・再固定は、空き家の長期無人期間のリスク低減に有効です。

5. 補助対象と補助額


【瓦屋根の耐風診断】
補助対象限度額:31,500円/棟
補助率:(地方公共団体実施)国1/2
    (民間事業者等実施)国と地方で2/3

【瓦屋根の耐風改修工事】
補助対象限度額:24,000円に屋根面積(㎡)を乗じた額(上限2,400,000円/棟)
補助対象率:23.0%
補助率:1/2(国費率11.5%)

6. まとめ・ご相談ください

空き家は点検が遅れがちだからこそ、「早期発見・先手の修繕」がコストを抑え、家の寿命を延ばします。ガイドライン工法による耐風・耐震補強で、台風や突風に強い屋根へ。まずは現況の把握からお気軽にご相談ください。

【無料点検のご予約】
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