葺き直し工事とは、屋根材を一旦取り外して、下地の修理と防水シートの交換を行った後、再び同じ屋根材を設置する工事のことです。
新しい屋根材を設置する葺き替え工事との違いとして、葺き直し工事は、防水シートと下地はしっかりと修理しながらも、元の屋根材を使用するため、費用を抑えて外観の変更なしでの施工が可能です。

1．費用が抑えられる
既存の屋根材を再利用するため、葺き替え工事に比べて商品・材料代をグッと抑えることができます。
2．外観を変更せず耐久性を上げられる
葺き直し工事は防水シートと下地のみを修理できるため、外観を大きく変えずに、必要な工事を無駄なく行える工事です。
3．廃材なしで環境への負担を軽減できる
屋根材を撤去する際に大量のごみが発生する葺き替え工事とは違い、屋根材を再利用する葺き直し工事は環境に優しい工事だと言えます。

和型瓦は緩やかな波型のカーブが特徴の瓦です。
このカーブにある空気の層により、断熱性が高まり一年を通して快適な生活を実現します。
また、遮音性にも優れており雨音が聞こえにくく、雨や雪をスムーズに落とす働きもあるため、気候の変動が大きい日本の風土にあった瓦と言えます。
さらに和型瓦は1000℃以上の高温で焼いて作られるため、他の屋根材と比べてもとても硬く耐久性が高いことがわかります。

●切妻屋根
屋根の最頂部から2方向に傾斜がついており、本を伏せたような形をしています。和風～洋風まで幅広い外壁と合わせやすい形状です。
●寄せ棟屋根
大棟があり、そこから4つの屋根面が四方に広がっている形状です。外壁を守りやすい構造が特徴です。
●入母屋屋根
上部が切妻屋根の形で、下部が寄棟屋根の形をしています。屋根裏の換気が取りやすく、耐久性が高いことが特徴です。